慧春尼は
「了庵慧明禅師の妹で絶世の美人。教えを慕い慧明禅師に入門を願ったが許されず、自分の美貌が妨げになるのならと、焼け火箸を顔に当て「我が心を示せせり」と弟子入りを願った。多くの修行を積み重ね参道入り口付近に三格庵「摂取庵」「正寿庵」「慈眼庵」を開創し修行の道場とし、参拝者に教えを説いた。応永9年3月23日(1402)山門前に薪を井桁に組み枯れ芝を敷き自ら火を付け火定されました。」https://daiyuuzan.or.jp/%E6%85%A7%E6%98%A5%E5%B0%BC%E5%A0%…/
より
この方の話を学生時代に読んだ
慧春尼は、焼け火箸で顔を焼いてもなお美しいので、若い僧侶に口説かれ、公衆の前に裸で進み出て、その僧侶に「さあ、いまここであなたの思いを遂げなさい」と呼ばわり、その僧は恥ずかしさのあまり山を降りた。
最後に火定されたときは、兄の慧明禅師がオロオロして
「尼よ、尼よ、熱くはないか」と呼ばわると
「熱い寒いは知ったことではありません」と答えて入定された。
という内容で強烈に心に残った。
今日のダライラマ法王猊下の『宝行王正論』の講義、
王への教訓 −− 宝の首飾りといわれるもの ナーガールジュナ(龍樹)作
http://media.dalailama.com/…/Nagarjuna-Precious-Garland-JPN…
を学んでもなんのその、男性僧侶は、女性に心惹かれるものなのだろう。
『宝行王正論』も九相図も、「女性の死体」の話であって、生きている女性ではないので無理があるのだろう。
子供の頃、お釈迦さまの花祭で、『地獄絵図』を見せられ、女性は子供を産んでも血の池地獄に落ち、産まなくても地獄で素手で竹の根を掘らされると聞いて、
仏教は、男性優先(昔の田舎は特に)のこの世で生きてても辛いのに、死して女性は全員、地獄に行くと説く。
保育園児の私は恐怖に陥り、仏教は女性を生き地獄に突き落とすとんでもない宗教だと思った。あまりに怖いので、キリスト教徒になりたかった。
子供の私は、仏の教えを恐怖し、激しく憎んだ。
お釈迦さまの後進の教えも含めた全てが仏教だというのなら、中には間違った教えをも入っている、と言ってほしい
今は表立って、女性は全員地獄に行くと説いたら、時代錯誤の女性差別だと猛反発を食らって、仏教離れは必定なので、
僧侶もそんな事を言う人はいないだろう
けど、きっと仏教界ではまだ女性差別が残っているのだろう。
若い僧侶(優婆塞)たちよ
仏教の教えにも男尊女卑の名残の間違った教えも紛れ込んでいるということも教えて、私のような女性を救っておくれ
(暗いし、僧侶には嫌がられる内容かもしれないけど、人まかせにしないで、自分も書こうと思う)
そして仏教界も、女性に対して、女性は全員地獄に行くと言う救いの無い間違った教えを千年以上流布してきたことを公にし、懺悔し、訂正してもらいたいのだ
(熊野比丘尼の『血盆教』という免罪符のようなものもあるけど、血盆経がない人はどうなるのだろう・・・?
一応、如意輪観音さんが血の池に出現されて、血盆教で苦しむ女性を救ってくださるというストーリーにはなってるみたいだけど、
それでも、日本仏教の設定は、女性は全員地獄に行くことになっている。 仏教界がそれは間違った教えだと訂正も懺悔もしていないから )
そして、女性も生きていても菩薩行ができるし、龍女のように変性男子とならずとも、極楽往生できると説いて欲しい
今の若い人は私のような男尊女卑差別されたことがないから、わからないかもしれないけど、変性男子を強烈に願った昔の人の思いはわかります。
<追記>
「慧春尼は女人救済の悲願ありて、祈願すれば必ず感応有」だそうです。
慧春尼は、仏教を学ぶにも女性だと足かせをはめられてしまったから、強く女人救済を願われたのだろう
この騒ぎが収まれば、お参りにいきたいと思います